外構を取り巻く環境は、夏は30℃を越え、冬は-15℃を下回ります。
世の中のほぼ全ての物質は高温で膨張し低温で収縮します。
これは外構工事の資材なども同じで、常に気がつかない範囲で上下左右に動いている状況です。
また⾬や風にさらされ、雪融けには雪に含まれる多量の埃や汚れが付着するなど、非常に厳しい環境となります。
よって完成直後のピカピカの状況がいつまでも保たれる訳ではありません。
私たちも、その様な厳しい環境を想定し様々なご提案をさせていただいております。
しかし、ごくまれに他と条件は変わらないのに、下記の様に"良くない"影響を受けてしまう場合もあります。
それらもご理解いただいた上でお庭を楽しんでいただけたら幸いです。
【凹凸】アスファルト舗装の凹み等に関しては、ほぼ全ての物件において施工の良し悪しではなく、砕⽯路盤より下の現況地盤の沈下によるものです。また冬期間の盛り上がりは地⾯の凍上によって発⽣するものです。通常は春になり気温が上がれば正常な位置に戻りますが、これを繰り返すことによって凹凸やクラックが発⽣する場合がありますがこれは保証の対象にはなりません。またお⾞を停める時には出来るだけ同じ場所に停めないこと、冬期間は除雪を綺麗に⾏わず、わざと積雪させることで雪の保温効果を活用していただくのが⻑持ちの秘訣です。また、敷地と住宅の取り合いにより、表⾯勾配が2%を下回る場合は、水たまりができる場合があります。
【表⾯の仕上がり】ツルツル仕上げの細粒タイプは夏の暑い日にタイヤ痕が付きやすくなるため、弊社では比較的ザラザラですが細粒より丈夫なギャップという材料を使用しています。ただ、これでも施工から暫くの間(⿊色が濃い間)は、暑い日には跡がついたり、骨材(⼩⽯)がポロっと取れてしまうことがあります。これはアスファルト舗装材料の特性につきご了承ください。
【雑草の繁殖について】路盤改良をしっかり⾏ったアスファルト舗装は、一般的には簡単に雑草が繁殖することはありません。しかし、ごくまれに路盤改良を実施した層より下に著しくスギナの根があった場合や、隣接する⼟地に繁殖⼒の高い雑草がある場合は、新たな砕⽯路盤内に根が進⼊し茎が成⻑していき、1年未満でもアスファルト舗装の下から雑草が突き出てくる場合があります。これは施工の良し悪しによって⽣じるのもではなく、⾃然環境によるもののため、保証の範囲には含まれないことをご了承ください。
基本的に凍上を抑える設計と、⾒合った⼟圧に対応する構造となっていますが、湿地や泥炭地等の軟弱地の場合は、基礎下の元地盤の影響を受け、沈下、傾き等が発⽣する場合があります。この場合は保証の対象にならないことをご了承ください。
【打ち放しコンクリート仕上げの場合】
コンクリートの特性上、細かい気泡等の跡が表⾯に残ります。また気象状況やコンパネ等により仕上がりの色が若干変化すると共に、部分的に色ムラが発⽣することがあります。またコンパネの繋ぎ目に若干の段差等が発⽣する場合、角に気泡の跡が残る場所が必ず発⽣します。コンクリートは⽣き物的な要素があり、どうしても肌⾯や色合い等が常に同じ仕上がりにはなりません。打ち放し塀の特徴として、ぱっと⾒は綺麗な仕上がりに感じても、近くでよく⾒ると上記の様な状況になっておりますことをご了承くださ
い。
【表⾯の凍害について】⼟間コンクリートの表⾯に、凍害が発⽣してしまう場合があります。これは気象条件が一定でないため、予期することが難しいことに加え、近年道路に散布される融雪剤による塩分の影響を受けていることが考えられます。施工⽅法の良し悪しによって⽣じるものではなく、⽴地、使用環境や気象条件に左右されてしまうため、万が一コンクリート表⾯に凍害等が発⽣しましても保証の範囲には含まれないことをご了承ください。
【ヘアクラック】コンクリートはその特性上、圧縮強度は強くても引っ張り強度が弱いため、どうしても細いヒビ(ヘアクラック)が⼊ってしまう場合があります。それを抑制するための工法(配筋、断熱材、伸縮目地、スリット設置等々)を⾏っておりますが、それでも完全に抑えられるわけではなく運次第の要素もあります。
レンガは素焼き製品のため、吸水率を限りなくゼロにすることは不可能です。製品によっては凍害に強いものや弱いものもありますが、弊社では極寒冷地における実績の多いものを選択して提案しています。 しかし設置する環境に⼤きく左右されるため、前述の通り完璧に凍害を防止できる製品は存在しません。万が一凍害が発⽣した場合には当該箇所のレンガの交換をいたしますが、その周辺の構造物 (アスファルト舗装や⼟間コンクリート等々)への修繕は影響のあった部分のみの補修でご了承ください。
塗り壁の剥がれ等は1年間の保証期間とさせていただきます。また、コンクリート構造物と同じように、まれにヘアクラック等が発⽣してしまう場合があります。これは製品の性質上、発⽣をゼロにすることは出来ないものにつき、万が一発⽣してしまった場合も保証の対象にはなりません。
レンガや⺠地⽯の目地、また細かい部分のモルタル仕上げに関して、目地切れによる細かいクラックや欠けが発⽣することがあります。これは環境の厳しい(気象や物質の収縮膨張等)屋外においては、やむを得ず発生してしまう場合があります。ご理解ください。
インターロッキング、コンクリート系平板、ブロック製品、レンガ、塗り壁、各種モルタル工事等々、セメントなどを使用する製品は白いアクが出たような白華現象が発⽣する場合があります。完成から1年未満の白華発⽣に関しては弊社の責任にて除去作業を⾏いますが、必ずしも完全に取りきれず、多少残る場合がありますことをご了承ください。
通常の雑草に負けないように厚手の製品を標準としています。シートの特性上、建物や各種仕切りなどの隣接した構造物がある場合には、その境目から雑草が発⽣することを抑えることはできません。また、シートの繋ぎ目、重ね部分からスギナ等が出てくる場合がありますことをご了承ください。また、厚手とは⾔え、笹などの場合には突き抜けてくる場合があります。逆にフキなどは防草シートごと持ち上げてくる事例もありました。これらは事前に想定のできない⾃然現象につき、保証には当たりませんことをご了承ください。
植栽は新⽊植樹でお客様に過失が認められない状況で枯れたものに関しては1年間の枯れ保証といたします。また、移植した樹⽊、冬囲い等の不備による枝や幹の折れ等は保証の範囲外となります。
積雪荷重オーバーと考えられる沈下や変形は保証の対象外となります。雪下ろしはメーカー規定の数値を必ずお守りください。鉄骨製カーポートに関しては、その性質上錆が発⽣することをご理解ください。物置に関しては置きブロックでの設置の場合、冬期間の凍上による変形傾き等は保証の対象外となります。
【ヒビ・ねじれ等】燻煙枕⽊はカラマツ材でつくられています。よって、ひび割れやねじれが最初から発⽣していますことをご理解ください。尚、天然⽊材につき、永久的な性能をもつものではありません。経年変化による劣化があることをご了承ください。
通常使用している分では目⽴つほどではありませんが、葉の部分を構成する部分が多少抜け毛のようになります。これは構造上やむを得ないことですのでご了承いただければ幸いです。繋ぎ目は極⼒目⽴たないように下地を調整しながら敷設しますが、どうしても繋ぎ目はわかってしまいますことをご了承ください。人工芝には葉が傾いている⽅向があります。その向きによっては光の反射でフェイク感が増してしまうことから、一番目につく⽅向から⾒た時の仕上がりを重視して敷設⽅向を決定することをご了承ください。
【倒れ・ねじれ等】樹脂フェンスはアルミ支柱に樹脂パネルでつくられています。よって圧⼒が掛かった場合、ねじれや傾きが発⽣しますことをご理解ください。尚、樹脂につき、メンテナンスは不要ですが、紫外線等で経年による変色など劣化があることをご了承ください。